日中は活動していて身体を動かしているから坐骨神経痛があっても仕方がないと思っていても、夜布団に入って
動いてもないのにお尻や足に痛みやしびれが出てくる。
これを夜間痛といいますが、これがあると本当に厄介です。
なんといっても睡眠がしっかり取れなくなり、睡眠不足になってしまいます。
睡眠不足になると更に身体の回復力も悪くなり、治りづらくなるという悪循環にもつながります。
寝返りを打ってもいないのに強い痛みがあると不安になり、ストレスにもなりますよね。
そこで今回は夜寝ている時に坐骨神経痛で辛い思いをする原因はなんなのかについて解説していきたいと思います。
あわせて対処法もご紹介していきますので、夜間痛から解放されたい方は最後までお読みくださいね。
夜寝ている時に坐骨神経痛が出る原因
夜寝ていて寝返りを打っていないのに坐骨神経痛が出る場合に考えられることは炎症です。
寝ている時もそうですが、安静にしていて身体を動かしていないのにも関わらず症状が出る場合には炎症が起こっていると
考えられます。ですがこの炎症はなぜ起きてしまうのでしょうか?
坐骨神経は腰からお尻を通過して足の方まで伸ばす、人体で最も太く長い神経になります。
長さがあるがゆえに、いろいろな筋肉の間を縫うようにして坐骨神経は走行しています。
坐骨神経に接している筋肉が硬く緊張した状態が一定以上続くと、坐骨神経を圧迫してここで炎症がおきます。
ですので、夜寝ている時の坐骨神経痛の原因は炎症が原因ですが、炎症を起こす原因は筋肉ということになります。
坐骨神経痛で眠れないことによる弊害
このように炎症が起きていると夜間痛に悩まされてしまうことになります。
坐骨神経痛があると夜に痛みで何度も目が覚めてしまうためにしっかりとした睡眠が取れなくなってしまいます。
先ほどもお伝えしましたが、そうなると睡眠不足になり身体の回復力・免疫力が低下してしまいます。
また、強い痛みは交感神経が優位になっている状態なので、寝つきも悪くなってしまいます。
こういった時には次にご紹介するような対処法をしていただくことでぐっすりと眠れるようになっていきます。
夜に坐骨神経痛がつらいときの対処法
睡眠がしっかり取れないと治りが悪くなります。
布団に入っても痛くて眠れない・痛みで何度も目が覚める場合には次の対処をしてください。
1 ロキソニンを飲む
急性で炎症が起きている時には、まずその強い痛みやしびれを一時的でも軽減させて、しっかりとした睡眠がとれるようにするべきでしょう。そのために炎症を抑える効果があるロキソニンを寝る前に服用するといいでしょう。
あくまで夜間の間だけでも痛みを減らして眠れるようにすることが目的であり、ロキソニンで坐骨神経痛が治るわけでは
ありませんので注意してください。布団に入る30分前ぐらいに飲むようにすると、薬が効いてきた時のタイミングと合い、眠りやすくなります。
2 アイシングをする
痛みの強い所をアイシングして炎症を鎮めるようにしましょう。
炎症がある場合では、温めると坐骨神経痛が強くなる傾向にありますので、お風呂上りにも痛みが強くなる方が多いです。
夜痛みが強く眠れない場合は、氷嚢などを当てて冷やしてください。
そこまで長い時間冷やす必要はなく、10分程度にしましょう。
3 冷シップを貼る
アイシングを10分程度行った後に、冷シップを患部に貼ってください。
湿布には炎症を抑える効果がありますので、夜寝ている時には貼っておいた方がいいでしょう。
温湿布は避けてなるべく冷シップを貼るようにしましょう。
湿布の効果は3~4時間で消えてしまうので、朝起きたら剥がすようにしてくださいね。
皮膚がかぶれにくい方は、朝起きたらまた張り替えてもらってもいいですが、皮膚が弱い方は少し間隔をあけたほうがいいでしょう。
夜寝ている時に痛む坐骨神経痛の原因と対処法 まとめ
夜寝ている時に痛む坐骨神経痛の原因と対処法について解説してきました。
夜間痛が起こるということは、患部に炎症が起きているということで、それに対する対処法は
ロキソニン・アイシング・湿布を使って対処してください。
これらの対処は炎症を抑えるためのものですが、この炎症を起こした原因を解決しないことには、また再発してしまう
ことが多くなります。炎症の原因になるのは長期間硬くなってしまった筋肉などが原因ですので、そこに対しての
治療をしていくことで再発を防止することができるといえます。
堺筋本町駅前整骨院では、坐骨神経痛の原因になる筋肉や骨格に対する治療を専門に行っておりますので、
痛みを根本的に解消していきたいとお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。