坐骨神経痛になると、お尻や足が痛むために様々な動きが制限されてしまいます。
その中でも多いのが前に屈もうとする前屈です。
日常生活の中にはこの前屈をしなければいけないことが多いために、この動きが障害されてしまうと意外と大変です。
1日の中で前屈の動きをする時というのは、例えばこんなものがあります。
・朝起きて顔を洗う時
・靴ひもを結ぶとき
・何かの重い荷物を持ち上げる時
・下にあるものを拾う時
坐骨神経痛では、このような前屈の動きを取ろうとすると激痛が走ることがよくあります。
本当に痛みが強いので、なかなか辛いですよね。
そこで今回は、坐骨神経痛で前屈ができない原因とそのような時にはどのような対策を取ればいいのかについて
解説していきたいと思います。
坐骨神経痛があり前屈ができない方はぜひ最後までご覧ください。
坐骨神経痛で前屈ができない原因
前屈をする時には腰や太ももの裏の筋肉が伸ばされます。前屈している時に腰に手をあてておくと、
筋肉が伸ばされて硬くなるのがわかると思います。
この筋肉が伸ばされようとするときに、坐骨神経にストレスがかかり前屈ができなくなるのです。
坐骨神経痛を起こす原因というのは、筋肉が硬い状態の人に多いので筋肉が固まる事によって、前屈という動作が制限を
受け、痛みも伴うわけです。前屈ができない原因に骨の異常が関係していることがほとんどありません。
前屈は筋肉が伸ばされるので、痛みが伴いできないという方が多いのですが、その反対の後屈といった腰を後ろに反る
動作はできることが多いです。前屈するときには腰・お尻・太ももの後ろの筋肉が伸びることが必須です。
坐骨神経痛で前屈ができない時の対策
坐骨神経痛があって前屈できない時というのは、その他の動きでも痛みが出る事が多いかと思います。
ですので少しでも早く痛みが出ないようにしていきたいものです。
しかし、そんな時に逆効果になることをしてしまう方がいます。余計に悪化してしまうのはいうまでもありません。
前屈ができないような痛みの強い坐骨神経痛にはどのような対策を行えばいいのかお伝えしていきます。
・前屈をする動作は避ける
前屈で痛みが出るのがわかっているのに、毎回前屈をしようとしては痛みを感じてしまっている方が多いです。
強い痛みはなるべく感じないようにした方がいいですし、治りも悪くなってしまうので、
前屈をするような動作があれば、痛みを出さないように工夫することが大事です。
最初に挙げた前屈の動きでいうならこのようにして工夫しましょう。
・朝起きて顔を洗う時→タオルを濡らして拭くようにしましょう。
・靴ひもを結ぶ時→腰を落として前屈にならないようなしましょう。
・重い荷物を持ち上げる時→この時はなるべく持たないようにしましょう。どうしても持つ必要がある時は、
靴ひもを結ぶ時と同様に腰ごと落として持ち上げるようにしてください。
・下にあるものを拾う時→これも同様に腰を先に落としてから行ってください。
基本的に前屈動作で痛みを回避するには、腰を先に落としてから行えば大丈夫なことがほとんどです。
少しめんどうに感じるかもしれませんが、痛みを出さないということが大切なんです。
・痛みがひどい場合は痛み止めを使う
前屈をしない限り痛みが出ないのであれば、前屈をしなければ問題ありませんが、歩いている時にも痛みを感じることも
多いのではないでしょうか?前屈以外の動きでも痛みが出る事はよくあります。
痛みが強くてしんどい時は痛み止めを使ってみてもいいでしょう。
市販のロキソニンは、炎症に対して効果を発揮しますが、それ以外の原因の痛みにはいまいち反応しません。
坐骨神経痛が炎症が原因で痛みが起こっている場合には効きますが、筋肉の硬さなどのそれ以外の原因の場合には
効果がないこともあります。ですので、一度飲んでみて効果があるのかどうか試してみてもいいでしょう。
仮に痛み止めが効かなかったとしても、不安になる必要はありません。
・坐骨神経痛の原因に対する整体を受ける
最も大切になるのが、坐骨神経痛の原因に対して治療をすることです。
坐骨神経痛の原因は患者さんによって違います。炎症があるのかないのか、どこの筋肉が硬くなっているのか、
骨格の歪みはないのか、などをしっかりと診てそこに対する施術をしなければいけません。
やみくもに強いマッサージやストレッチをしても治るどころか逆効果になってしまいます。
堺筋本町駅前整骨院では、まず坐骨神経痛の原因を見つけるための検査に20分程度の時間をかけて問診と検査を
しっかりと入念に行います。坐骨神経痛は1回で痛みが消えることはありませんが、最短の施術回数で改善できるように
施術を行います。
坐骨神経痛があって前屈できない原因と対策 まとめ
坐骨神経痛があって前屈ができない原因は筋肉の硬さにあることが多いので、正常な柔らかさの筋肉に戻してあげること
が必要です。坐骨神経痛が治るまでの間は、なるべく前屈になることを避けてくださいね。
痛みがあるのに無理やり前屈しようとするのはNGです。
また、坐骨神経痛は放置していて自然に良くなるということはありません。症状が治まることがあっても一時的で
高い確率で再発します。大切なのは坐骨神経痛をしっかりと治し、再発しないように身体を作っていくことです。
坐骨神経痛の様々な症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。