坐骨神経痛になると、日常生活の至る所でお尻や足に痛みやしびれが出ます。
椅子から立ち上げる時や、立っている時、歩いていると痛くなるなど様々です。
坐骨神経痛の中でも、お風呂上りに痛みやしびれが強く出てきてどうしようもなくつらいと訴える方もたくさんおられます。
坐骨神経痛は温めたほうがいいんじゃないの?と思っている方がなんとなく多いようにも感じます。
良かれと思ってお風呂に入って温めたのに、上がるとさらにひどくなるようではたまりませんよね。
しかし、お風呂上りに坐骨神経痛が強くなるのにはしっかりとした理由があります。
そこで今回は、お風呂上りに坐骨神経痛が強くなる原因とそのような場合にはどうすべきなのかについてを解説
していきたいと思います。ここで対処を間違うと無駄に痛みに付き合わされることになりますので、ぜひ最後まで
読んでくださいね。
お風呂上りに坐骨神経痛がひどくなる理由
お風呂に入ると血行がよくなって、身体が温まります。本来であれば健康にも良いのですが、坐骨神経痛が
ひどくなってしまうことがあります。その理由は患部に炎症が起こっているからです。
骨折や捻挫でも炎症が起きているために、お風呂に入ると痛みが強くなる傾向にあります。
炎症がおきている坐骨神経痛の場合でも、お風呂上りに痛みが強くなってしまうのです。
温めると炎症が一時的に増してしまうため、痛みもその分強くなるわけです。
お風呂から上がってしばらくすると、痛みも少し落ち着いてくることが多いです。
炎症が起きている坐骨神経痛の特徴
坐骨神経痛には炎症があるものから、炎症はないが痛みやしびれが出るものがあります。
次のこのような場合には、炎症が起きている可能性が高いですのでチェックしてみてください。
☑お風呂上りに痛みが強くなる
☑冷やすと痛みが軽減するような気がする
☑安静にしていても坐骨神経痛がある
☑急に激烈な坐骨神経痛に襲われた
☑夜もうずいて眠れなかったり、目が覚めることがある
このような兆候が見られる場合には、炎症が起きている急性期の坐骨神経痛である可能性が高いといえますので、
正しい対処をしていきたい所です。
次にお風呂上りに痛みが強くなるような炎症がある場合の坐骨神経痛についての対処をご紹介していきます。
お風呂上りに痛みがひどくなる坐骨神経痛の対処法
お風呂上りに痛みがひどくなるのは、炎症が起きていることが原因だということはおわかりいただけたと思います。
では、このような場合に取るべき対処について解説していきます。
1 冷やしてみる
炎症がある時には、冷やすことで炎症を鎮静化させます。
具体的な方法としては、氷嚢に氷と水を入れて痛みが強く感じるところにあてがいます。
氷嚢がなければ、ビニール袋を代用してもらっても構いません。
ここで注意してほしいことは、冷やす時には保冷剤で冷やすのはやめてほしいということです。
なぜなら、保冷剤では冷えすぎてしまうからです。その他には冷シップで冷やしているという方がおられますが、
冷シップでは冷やすことはできていないので、冷やすのであれば氷嚢に氷と水を入れたもので行ってください。
2 痛み止めを使う
炎症がある坐骨神経痛は痛みやしびれが強く現れるのが特徴です。
そのような時には、痛みをコントロールするために痛み止めの薬を飲んでもいいでしょう。
炎症にたいして効果があるロキソニンを服用するようにしてください。
ロキソニンが効かないという場合には、炎症が起きていない可能性が考えられます。
また、あくまで痛み止めですから薬が切れるとまた痛みが強くなってきます。だからといって用法用量を守らない
使い方はやめましょう。
3 湿布を貼ってみる
湿布には炎症を鎮める効果がありますので、日中や夜寝ている時などに貼ってもいいでしょう。
冷シップと温湿布がありますが、炎症がある場合は冷シップを貼っておいたほうがよさそうです。
温湿布は皮膚の温度のみ上がるので、痛みが強くなってしまう事があり、炎症がある坐骨神経痛にはおすすめしません。
市販のものよりも、病院で処方されるほうが抗炎症効果が高いので、病院での湿布をもらってもいいでしょう。
4 整体を受ける
上記でご紹介した対処法の冷やす・痛み止め・湿布はあくまでも症状を軽くするための対症療法であり、
根本的な治療や再発防止するためのものではありません。
冷やして湿布と痛み止めを上手く使いながら、坐骨神経痛の根本的な治療を並行して行うことがおすすめです。
なぜ整体が根本的な治療になるのかというと、硬くなった筋肉や歪んだ骨格などにアプローチすることができるからです。
当院では坐骨神経痛の治療を専門に施術を行っておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
お風呂上りに痛みがひどくなる坐骨神経痛について まとめ
お風呂上りに痛みがひどくなる坐骨神経痛について解説してきました。
お風呂上りに痛みやしびれが強くなってしまう原因は、炎症を起こしているからです。
そのような坐骨神経痛には、痛みと炎症を抑える対症療法を上手く取り入れながら整体などの根本的な治療を
並行して受けていきましょう。そうすることで坐骨神経痛の再発を防ぐことができます。
お風呂に入っても痛みがあまりひどくなることがなくなってくるまで、少し時間がかかり辛い時期ではありますが
必ず坐骨神経痛は改善していきますので、頑張って治していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。