お尻や足に痛みや痺れが強く出ているのは坐骨神経痛かもしれません。
もともと腰痛があった方などがなりやすいとされていますが、ある日突然にお尻や足に痛みが出てくるので
びっくりしてしまう方も多いのではないでしょうか?
歩けないほど痛みが強いのは、坐骨神経痛の中でも症状が強く、急性期であると考えられます。
そんな時にどんな対処をすればいいのかわからないという声が多いので、今回は歩けないほどの坐骨神経痛が出た時の
対処法をいくつかご紹介していきたいと思います。
強い痛みや痺れがある方は参考にしていただきたいと思います。
なぜ坐骨神経痛が出ているのか?
あなたが感じている坐骨神経痛がなぜ出ているのか知っていますか?
いろいろな原因があるのですが、なかでも多いのが筋肉の過緊張によるものです。
坐骨神経痛が強く出ている状態で病院に行ってレントゲン検査を受けても原因不明や、骨に異常がないといわれるのは
このためです。筋肉が硬くなっていることでの坐骨神経痛は画像検査ではわかりません。
この反対にレントゲンで異常が見られるような場合もあります。
例えば、椎間板ヘルニアになっている時や椎体が圧迫骨折を起こしているような場合です。
お年寄りが坐骨神経痛を訴えた場合には、骨粗鬆症による圧迫骨折を疑います。
このように画像で原因が特定できるものは少数であり、坐骨神経痛の多くは筋肉が原因であることが多いのです。
骨には異常がないので、とりあえずは痛み止めの薬を処方されるかと思います。
しかし痛み止めの薬を飲むという対処だけでは、坐骨神経痛の完治は難しいでしょう。
このような場合には次の対処がおすすめです。
坐骨神経痛で歩けない時の対処法
痛みが強いのは急性期なので、痛み止めの薬を飲むことも必要にはなりますが、その他に行うべき
対処法があります。再発を防ぐ為にも根本的に治しておきましょう。
1.患部を冷やす
急性期の坐骨神経痛は炎症が起きているので、まずは冷やすことが大切です。
この時に何で冷やすのかが重要になりますが、冷シップでは冷やすことはできないので、氷水で冷やすようにしてください。
ビニール袋に氷と少量の水をいれたものを患部に当てて冷やします。
10分ぐらいを目安にして、冷やし過ぎて感覚がなくならない程度にしてください。
保冷剤で冷やすということもやめましょう。冷えすぎてしまうからです。
急性期の坐骨神経痛の場合は、温めると痛みが増してしまうことが多いのですが、稀に温めると痛みが軽くなる方もおられます。そんな時は温めてもいいでしょう。
2.整体で治療を受ける
先ほどもお伝えしましたが、坐骨神経痛が出る原因として多いのは、筋肉の過緊張によるものです。
過緊張とは、簡単にいうと筋肉が硬くなりすぎている状態になります。
坐骨神経そのものは、腰から出てお尻を通って足の方に伸びているとても長い神経なのですが、この坐骨神経は
筋肉の間を縫うようにして通っているんです。
ですので、筋肉が硬くなると坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛が出てしまうということになります。
この他にも骨盤などの骨格に歪みがあることでも坐骨神経痛が出てしまいます。
筋肉は骨に付着しているために、その骨自体が歪んでしまうと筋肉は伸ばされたり緩み過ぎたりといった
アンバランスなストレスがかかってきます。このような状態が長年に渡り持続されることで坐骨神経痛が出てしまうのです。
このように、筋肉の過緊張や骨格の歪みは正しく取っていくことが重要になります。
坐骨神経痛は筋肉が過緊張を起こしているだけで起こっているのか、骨格に歪みがあることが原因なのか、
また、その両方に異常があるのかは人それぞれ違ってきます。
なので、これらを正確に見極めるための検査がとても大切になってきます。
当院では、坐骨神経痛の原因を見極めるために検査に20分程度をかけて行っています。
原因と正しく見極めることで、坐骨神経痛の早い改善に繋がるのです。
【必見】坐骨神経痛で歩けない時の対処法 まとめ
坐骨神経痛で歩けない時の対処法について解説してきました。
急性期の坐骨神経痛は痛みも強く、歩いたり身体を動かすことが苦痛になってきます。
そんな時はしっかりと患部をアイシングして、なるべく早くに治療を受けるようにしてください。
坐骨神経痛は何度も繰り返してしまう方がとても多いので、確実に治しておきましょう。
1番よくない対処パターンとしては、痛み止めで痛みを止めながらやり過ごしてしまうことです。
この方法ではその場の痛みは取れますが、ほぼ確実に坐骨神経痛が再発してしまいます。
坐骨神経痛があなたの身体で起こった原因についての治療や対処をすることが大切になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。